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さっぽろ皮膚科スキンケアクリニック
一般皮膚科の項目

さっぽろ皮膚科スキンケアクリニックでは、お肌の病気や気になるお悩みをお持ちの方に、診療をした上で保険適用の治療やより美容に適した自由診療の施術を行なっています。お悩みをお気軽にご相談ください。

ニキビ・ニキビ跡

ニキビの症状には種類があり、古い角質が詰まり、角栓ができて毛穴が詰まったり、性ホルモンの分泌量が増加して皮脂分泌が多量になったりすると、皮脂が毛穴の中にたまって、面ぽう(コメド)ができます。そこにアクネ菌が増殖すると炎症が起こり、赤く盛り上がって赤ニキビ(紅色丘疹)となったり、膿がたまって膿疱となります。さらに炎症が進行すると、嚢腫となったり、強い炎症の後にはニキビ跡(瘢痕)を残すことがあります。

思春期のニキビは、性ホルモンの働きが活発になり、皮脂の分泌が増加してできますが、20歳代以降にできる大人のニキビには様々な原因があります。

その原因には、月経前、皮膚のバリア機能の低下、乾燥肌、ストレスによるホルモンバランスの乱れ、便秘、間違ったスキンケア、不規則な生活などがあげられます。

治療法

保険診療

内服薬・・・ビタミンB2、B6、抗生物質など

外用薬・・・アダパレン、過酸化ベンゾイル、抗菌薬

保険適用のニキビ治療

自由診療

  • ケミカルピーリング……ピーリングによって皮膚の角質層を剥がすことで毛穴の詰まりをなくすことによってニキビを改善します。 

  • イオン導入…ビタミンCのイオン導入を行います。ビタミンCには、美白作用のほかに皮脂分泌抑制作用、抗酸化作用があるので、ニキビをできにくくしたり、ニキビ跡を残しにくくします。 

  • IPL光治療…ニキビをできにくくしたり、できたてのニキビ跡の凹凸、ニキビ跡の赤みを早く治します。

  • アクネトレント …皮脂の分泌を抑える働きや抗炎症作用、毛穴の詰まりや皮膚のターンオーバーを整えるなどの働きによってニキビの原因、肌の改善にアプローチします。内服薬の服用になります。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、遺伝的な体質に、環境因子(アレルギー、汗、乾燥、化学的刺激、物理的刺激、心理的ストレスなど)が複雑に関わって引き起こされます。子どもに多く、成長につれて症状が軽くなる傾向がありますが、それぞれの年齢によって症状や、症状が出やすい部位に違いがあり、成人になっても続いたり、一旦良くなっても、また症状が出てくる場合もあります。

かゆみを伴い、掻くことによって悪化しますので、適切な治療で、症状をコントロールすることが大切です。良くなったり悪くなったりを繰り返しますが、落ち着いた状態が維持されると、自然に良くなることも期待できますので、当分の間と考え、治療を続けることが大切です。

治療法

保険診療

治療には、ステロイド外用薬、タクロリムス外用薬、保湿薬などの外用薬と、抗ヒスタミン薬・抗アレルギー薬などの飲み薬を用います。ステロイド外用薬には強さがあり、症状に応じた強さのステロイド外用薬を適切に用いることが大切です。

さらに、症状が落ち着いてからも、週に2回程度、ステロイド外用薬を定期的に塗布するプロアクティブ療法を行ったり、非ステロイド性の軟膏を使用したり保湿剤によるスキンケアを継続することで良い状態を保ちやすくなります。

い ぼ

いぼは、ヒト乳頭腫ウイルスというウイルスによって起こります。子どもから大人まで、比較的よくみられる疾患です。足にできると、うおのめと間違って放置しておく方も多いのですが、ウイルスですので大きくなって増えたり、人にうつしてしまったりすることがあります。また紫外線や加齢により発症するものもあります。

ウイルス性

尋常性疣贅はもっともよくみられるイボで、ウイルス性疣贅とも呼ばれています。

原因はヒトパピローマウイルス(HPV)の2型とされ、小さな傷口から侵入し、3~6ヵ月経過後にイボを生じます。

痛みなどの自覚症状に乏しく、手足の指に多くみられ、数mm~1cm程度の皮膚の盛り上がりができます。

水いぼ(伝染性軟属腫)は、ピンク色や白色の直径2~5mm程度のドーム状のイボを生じます。通常痛みやかゆみはありません。感染力が高く、お風呂やサウナ、プールなどで感染が広がることがあります。全身どこにでも形成されます。

他にも、性器やその周辺に生じる尖圭コンジローマや平たく複数の小さな突起ができることが特徴の青年扁平疣贅があります。顔面や腕に発生しやすく、シミと間違われることがあります。

紫外線や加齢

老人性疣贅(脂漏性角化症)は加齢に伴って顔面や頭部、腹部や腰部など、手のひらと足の裏以外のどこにでも生じます。平たく見えますが、拡大してみると少し盛り上がっていることが特徴です。

軟性線維腫(アクロコルドン・スキンタッグ・首イボ・胸イボ・脇イボ)は首や脇の下、胸部の比較的摩擦が多い部位にできやすく、直径1~3mm程度の小さな突起です。

年齢とともに数が増えることや大きくなることがあります。

治療法

保険適用

治療法は、液体窒素を用いた冷凍凝固療法という治療が一般的ですが、根気よく治療を続けることが大切です。

自由診療

下記の治療法を用いた治療を行っております。

  • CO2レーザー

  • IPL光治療

ほくろ

ほくろは母斑細胞というメラニンを作る細胞が増えてできる皮膚の良性の腫瘍(できもの)です。母斑細胞の数や母斑細胞が作っているメラニンに量によって、平坦なものや盛り上がっているもの、色も黒色から濃い茶色、薄い茶色、肌色まで見え方は様々です。中型や大型のほくろは生まれつきのものが多いですが、小型のものは生まれてから日光・紫外線の影響でできる場合があります。良性といっても腫瘍細胞は時間とともに増殖していきますので、黒く平坦だったほくろが時間とともに盛り上がってくるということもあります。以前はなかったのにほくろができている、最近ほくろが盛り上がってきた、と受診される方が多いです。ほくろはできものですので、塗り薬ではとれません。

ほとんどの”ほくろ”は良性なのですが、まれに皮膚がんである悪性黒色腫や基底細胞癌がほくろに見えるときがあります。ほくろの一部もしくは全体をとって顕微鏡の検査を行えば診断もしっかりつくので安心です。

治療法

保険適用

ほくろの診断で良性・悪性などの検査を行います。

​除去する場合は、大きさや形によって手術もしくはレーザー治療を行います。

自由診療

下記の治療法を用いた治療を行っております。

  • CO2レーザー

  • IPL光治療

水虫

水虫は、白癬菌というカビが皮膚に付着し、侵入すると起こる感染症です。

人にうつることもあるので、完全に治療することが大切です。

水虫には、足の指のあいだが白くただれたり、むけたりしてむずがゆいタイプ、水ぶくれができてかゆいタイプ、硬くなってごわごわするタイプ、爪が白黄色に変化し、厚くなるタイプがあります。

水虫によく似たほかの疾患もありますので、皮膚科では、顕微鏡でカビがいるかどうかの検査をします。

治療法

保険適用

水虫の治療には、抗真菌剤の塗り薬を処方しますが、よくなっても、最低1ヶ月は塗り続ける必要があります。また、爪水虫の場合には、飲み薬が必要です。

じんましん

じんましんとは、蚊に刺されたような赤みのある膨らみができ、数時間で消えます。多くの場合、強いかゆみを伴い、日々出没を繰り返すこともあります​。

じんましんの原因は、食べ物、薬物などに対するアレルギー反応や、気温の変化、動物・魚貝類などとの接触、感染症などさまざまです。疲労やストレスが原因となることもあり、原因不明のものも少なくありません。

治療法

保険適用

治療は、原因が分かっていれば、原因を避けることが大切ですが、原因不明の場合が多いので、じんましんを引き起こすヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン薬や抗アレルギー薬などの飲み薬で、症状を出なくすることが大切です。

乾癬

頭皮、お尻、すね、肘や膝の外側といった特徴的な場所に、ガサガサとしたフケが付着する、境目がはっきりして少し盛り上がった赤い斑点ができる病気です。皮膚だけではなく免疫の異常にも原因があるため、完治は難しく、症状が治まったり悪くなったりを繰り返す病気です。乾癬の部分では血管が多くなっているので赤みがあり、かゆみはあることもないこともあります。爪にも症状がでることがあり、爪にでこぼこができたり、爪が浮いたりと変形することがあります。皮膚や爪症状の他には、関節の痛みが出たり変形をきたすこともあります。全身にまで症状が広がると熱が出たりだるくなったりという症状も起きることがあります。最近は、乾癬があると糖尿病や高脂血症になりやすく、動脈硬化が進みやすく、心筋梗塞や脳梗塞の危険性が上がることがわかり、皮膚だけの問題ではなく、全身の問題と考えられています。

治療法

保険適用

外用療法・光線療法・内服療法・注射療法(生物学的製剤による治療)の4つがあります。​尚、注射療法は当院では行なっておりません。

帯状疱疹

小さな水ぶくれができるヘルペスの一種で、自分が子どものころにかかった水ぼうそうのウイルスが原因です。

水ぼうそうが治った後も、ウイルスは体に潜んでいます。そして、疲労、老化、外傷、免疫抑制剤などによってウイルスによる抵抗力が落ちてくると、帯状疱疹になってしまいます。痛みを伴い、神経にそって体の一部分の片側に、帯状に広がります。一度かかると再発しないことが多いのですが、体の免疫機能がひどく弱っているときには、再発することがあります。

治療法

保険適用

症状がでたら、できるだけ早い時期に治療を始める方が早く治ります。抗ウイルス薬の内服を行いますが、症状に応じて鎮痛剤、ビタミンB12の飲み薬などを併用します。

​予防のために当クリニックでは、帯状疱疹ワクチン接種(保険適用外)をおすすめします。

ヘルペス(単純性疱疹)

ヘルペスは、ヘルペスウイルスに感染して起こります。ウイルスには主に口唇にできる1型、性器にできる2型の2種類があります。主として口唇にできる1型の場合、はじめてウイルスに感染しても、明らかな症状はでないことも多いのですが、神経細胞のなかに隠れ潜んでしまうことがあります。2型の場合は強い痛みと症状を伴うことが多くみられます。潜伏している間、症状はでませんが、カゼをひいたり、疲労、ストレスなど、体の抵抗力が落ちているときに急に出現して、赤くなって水ぶくれの症状を出すことがあります。

治療法

保険適用

治療法は、抗ウイルス剤の飲み薬や、塗り薬を処方します。性器に頻繁に再発する場合には、抗ウイルス剤を飲み続ける再発抑制療法を行うこともあります。症状の出始めに抗ウイルス剤を内服するPIT療法も処方可能です。

湿疹

湿疹は体の外からくる物質に対して体が反応して、その物質を追い出そうとして起こる皮膚の表面の炎症です。その現れ方は赤くなったり、水っぽくなったり、ガサガサしたり、ポツポツがでたり、じゅくじゅくしたり、慢性化すると皮膚が厚くなったりと様々な形で反応を見せます。アレルギーが原因で起こることもありますし、刺激の強いものに触れたり、刺激自体は強くなくても乾燥によって皮膚のバリア機能が低下してちょっとした刺激に耐えられずに炎症となってしまったり、汗が刺激になって起こることもあります。

治療法

保険適用

ステロイドの塗り薬を使うことが多いです。急性の湿疹であれば十分な強さのものを十分量使うことが重要ですが、慢性のものになると治るまでに時間がかかりますので、根気よく治療していくことが大切です。かゆみが取れたからと途中で治療をやめてしまってすぐに悪くなってしまうことがよくあります

多汗症

特別な原因がないのにワキに多量の汗をかく病気を原発性腋窩多汗症といいます。

ワキガは腋臭症(えきしゅうしょう)と呼ばれ、皮膚のアポクリン腺から分泌される汗が原因で強い臭いを発する症状で、運動時などにかく汗の臭いとは異なる特有の臭いがします。原因不明の過剰なワキの汗が半年以上前から続いている、ワキの汗が多いため、日常生活に支障が生じている、同じような症状の家族・親戚がいるなどの場合は治療を試みましょう

治療法

保険適用

当院では外用薬治療の処方を行っており、保険適用が可能です。

円形脱毛症

円形脱毛症とは、後天的に楕円または円形状に髪の毛の一部が抜け落ちて、その部分に毛がなくなってしまう状態のことです。

多くは10円玉~鶏卵大ほどの脱毛ですが、頭部全体に広がるものや、眉毛やまつ毛、体毛などに及ぶものまであります。重症度の基準としては脱毛範囲の大きさで決めていきます。毛包組織に対する自己免疫性疾患と考えられているが、正確な要因は分かっていません。疲労や肉体的・精神的ストレスはあくまでも発症するきっかけであり、直接の原因ではないと考えられています。

​4つの種類

単発型円形脱毛症

円形もしくは楕円形の脱毛が1か所に起こる場合。後述の多発型円形脱毛症に移行するケースもみられるため、十分な注意が必要です。

多発型円形脱毛症

円形や楕円形の脱毛が複数個所に起こります。再発を繰り返しやすくなるのが特徴です。

全頭型円形脱毛症

頭部全体の髪の毛が抜け落ちる円形脱毛症で、多発型から移行するケースが多くみられます。

汎発型円形脱毛症

髪の毛だけではなく、まゆ毛やまつげ、ヒゲやわき毛など、全身の体毛がすべて抜け落ちてしまいます。

円形脱毛症とAGAの違い

発症対象が違う

AGAは「男性型脱毛症」といい、男性ホルモンが大きな原因であるため、発症するのは多くが成人男性です。思春期以降に発症し、年齢とともに発症率が高くなっていきます。

一方の円形脱毛症は自己免疫疾患などが原因であるため、女性や小さな子どもでも発症します。

進行方法が違う

AGAは薄毛がじわじわと進行していきます。はじめは「なんとなく髪の毛が薄くなってきた」という状態から、時間をかけて無毛状態に進行する特徴があります。

円形脱毛症は突然髪の毛が抜け落ちるので「髪の毛が薄くなってきた」という期間はほとんどありません。そのため自分自身でも気づかないうちに脱毛箇所ができてしまうのです。

治療法

保険適用

ステロイド外用​・ステロイド注射・紫外線療法

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